こんちは。
あまなしの母です。
最近、泥遊びが楽しくて仕方がない様子の息子あまなし。
保育園では、一日中園庭で泥んこになって遊んでいるようで、泥だらけの大量の服、そして泥だらけの靴を洗うのが日課になりつつある我が家。
いつも帰り道や、寝る前に、その日の遊びの詳細を息子に教えて貰うのですが、
いつもだったら、
「チョコレート作りしてた!」
とか、
「チョコレートドーナツ作ってた!」
とか、とにかく泥をチョコレートに見立てて、何か作る事が殆どだったのですが、
その日の息子の話はいつもと違っていました。
いつもは思い出し笑いなのか、ニコニコと話してくれるのですが、この日は真剣な面持ちで、
「今日は、実験してたんだよ」
と答えました。
実験とは、はて?
どんな事をしたのか尋ねてみると
「池(砂場に作った水たまり)にね、蟻と、黒と黄色の縞々のお尻の虫をいれて、泳げるかどうか実験したの。」
と答える息子。更に、
「〇〇くんはね、だんご虫をたくさん入れてたんだよ」
と今度は少し楽し気に話していました。
虫たちがどうなったのか尋ねると、
「蟻はいなくなっちゃって、黒と黄色の縞々の虫はひっくり返って動かなくなってた。ダンゴ虫は固まってた。」
と、言う息子。
私が思うに、恐らく全て・・・・
息子に、虫たちは全て死んでしまった事を伝えると
「・・・・・。蟻も、だんご虫もまだ保育園にいっぱいいるよ!!」
と言う息子。
確かに人からしたら、蟻やダンゴ虫の個体差を見分ける事は難しく、日常の消耗品のように、まだあるから大丈夫と言うような感覚だったのかもしれません。
そして、身近に死を体験したことがない息子は、命がなくなる悲しさというものを知らなかった事も、今回の出来事が起こってしまった原因の一つではないかと思われます。
・虫には泳げる虫と、泳げない虫がいること。
・泳げず、今回死んでしまった虫はきっと、とても苦しんだこと。
・死ぬと言うことは悲しいこと。
を息子に伝えました。
すると、少し難しい顔で考えてる様子の息子あまなし。
「どうして、死ぬと悲しいの?」
と、聞いてきました。
なので、ママとかパパが死んじゃって、ずっと会えなくなったらどうか尋ねてみました。
「いや!!会いたい!!寂しい!!」
(「平気」とか、「別にいいよ」とか言われなく良かった~)
今回は子供の好奇心と残酷さが招いた悲しい出来事でした。
母にも昔、似たような体験がたくさんあります。
これから成長していく過程で、一度失った命は戻らない事、そして、一つ一つの命の尊さを、解って行ってほしいと切に願う母なのでした。