ある日の夕食後のまったりタイム。
「ママ、あのさ・・・」
と、なにやら真剣な様子の息子あまなし。
どうしたのかと尋ねてみると、
「あのさ・・・・・・・。
ママの事、〇〇〇(母の名前)って呼んでもいい?」
え?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!?
少女漫画かっ!!
と、思わずつっこみたくなるセリフを言われる日が来るなんて・・・・
しかも息子から。
一生無縁だと思っていたのに、何があるかわかりませんね人生。
返事は断る理由もなかったのでOKを出しました。
「〇〇〇(母の名前)」
と少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうに名前を呼んでくれる息子あまなし。
母はどちらかというと、自分の名前があまり好きではありませんでしたが、あんまり嬉しそうに呼んでくれるので、今日ほどこの名前で良かったと思ったことはありません。
その日の夜は、とても幸せな気分で眠りにつきました。
次の日の朝、期待に胸を膨らませて目覚めた母の耳に入ってきたのは・・・
「ママ」
(え?〇〇〇じゃないの?)
と思いながら、そのうちまた呼んでくれるのではないかと、しばらく様子を窺ってみたものの、待てど暮らせど名前呼びはありませんでした。
あれは夢だったのでしょうか・・・・
いやいや、夢にしたらリアル過ぎるし、会話を聞いていた証人(あまなし父)もいるし!!
きっと恥ずかしがってるだけで、きっとまたいつか呼んでくれる日がくるはず!!
あんなに嬉しそうに呼んでくれてたし・・・😢
そう信じて強く生きていこうと思う母なのでした。